もう10年以上続いている習慣。
夏の終わりには、海沿いの神社に行きます。
海に浮かぶように見える鳥居を、何時間も飽きもせずに眺める。
鳥居の上のほうの空を何時間もみていると、いろんなものが見えてきます。
この季節の夕暮れは、暖かい色をしていてその色の変化をみているだけで
気持ちが満たされてきます。
1年というのは、長いようであっという間です。きっと、人の一生もそう
なのだろうなと思います。与えられた事を、不満げな顔をしてやっていて
も同じように時間が過ぎるのだったら、これこそはと思うことを見つけ出し
自らのエネルギーを注ぎ込んでいきたい。
人任せでなく、自分のほうに人生を引き寄せるには。
日々の暮しをこつこつと丁寧に積み上げる。やはり、いちばんは食べることを
整えること。
今まで出会った大切な人や、これから出会う友人ができうる限り人生を楽しんで
送れるように。偏った食生活で生命を縮めてしまわないように。
その為に、僅かでもお役にたてるような仕事をしていきたいなと思います。
一年の終わりにさしかかったこの季節に、食の道を志した初心を思い返して。
気合いの入った日々を送ろうと思います。
その前のほんの一休みな休日でした。